ヒロ吉

クロニクルのヒロ吉のレビュー・感想・評価

クロニクル(2012年製作の映画)
4.5
DVD、Blu-rayにて字幕観賞。
昔、観たものを再観賞。

あらすじは人気者スティーブ、実は優等生マット、内向的なアンドリューと高校生3人組がある日、超能力者に!
しかし、内向的な少年があることをきっかけに暴走し始め…というもの。

※もの凄く後で観た『きっとうまくいく』は別枠として2013年公開作品ベスト1位

2013年は個人的に勉強に忙しい時期で劇場観賞も一作もしてなかったような気がする。
『パシフィック・リム』『キャビン』『ジャンゴ 繋がれざる者』等話題作を劇場で観れずじまいで後悔の年やった。
そんな中レンタル店で期待せず借りた今作(なんなら『アイ・アム・ナンバー4』と思ってたぐらい)の登場人物3人(特にアンドリュー役のデイン・デハーンの演技)にめちゃくちゃ心を打たれてしまった。

POVももの凄く意味があるというか、ベストな撮影、表現方法やったと思う。

アンドリューが暴走してしまった理由をずーっと考えちゃう。
色々積み重なってのことやし、自分だけが考えることかもしれないけど、初体験で失敗したことが
1番大きい理由というか、分かれ目やったと思う。
中学校、高校の時に女性にモテなかった、相手にされなかったという事は男からしたら(俺だけかもやけど)もの凄く尾を引く。いつまでも。
そんな中で初体験のチャンスが得られたのに、失敗したっていうのは充分に心折れる事案やと思う。その後にスティーブが良かれと思ってのことやけど、馬鹿にしちゃったのが更に拗らせるのに、拍車を掛けたんじゃないかと🧐
自分はそこに行けない人間やと。
やから“頂点捕食者“っていう言葉、理念に魅せられたんじゃないかと思った。

嗚呼…アンドリュー…
気持ちは分かるよ、アンドリュー…
ダメだアンドリュー、そんなことしちゃダメだよ、アンドリュー…
嗚呼…アンドリュー…

観てたらやっぱりアンドリューに感情移入しちゃう。

クライマックスのサイキックバトルもアトラクションに乗っているかの如くの臨場感!

主人公3人が仲良くキャッキャしてる時間をずっと観ていたい。
切ないなー。

予告編であった胸を押さえて逃げるカットがレンタルDVDにはありませんでしたが、Blu-ray(エクステンデッド版)にはありました。ウホッ😍
ヒロ吉

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