単純に障害があるとかじゃなくて、色んな人にある分かっているけど弱い部分とか、気付かないフリをしているけどそれを認めるのが怖くて出さないように、見て見ぬふりをしていた部分を気付かせてくれる映画。
怪我をして雨の中を歩くシーンでは、自分一人では傘をさして歩くこともできない、一人で歩けることの素晴らしさが当たり前じゃないんだ、でも手を差し伸べてくれる人がいれば歩けるって悟った主人公の心情がひしひしと伝わってきた。
その後の、今まで手を引かれてでないと外出していなかった(描写がなかった)なおこが一人で杖をつきながら外出しているところも、なおこの変化が感じられた。
ここの感想見てるとラストがハッピーエンドじゃなくて気に入らないって人が多いみたいだけど、個人的には最後のなおこの笑顔が彼らの将来を暗示しているようで大満足。
なんで35歳童貞がすんなりブラのホックはずせるんだよ！とかツッコミどころも満載だけど、とにかく夏帆の演技がピカイチ。
素敵な作品。
