2014.01.08 劇場試写 1/3
2014年初映画。coco試写会にて。
相変わらずで安心しました。前作、前々作同様とても良かった。
今作は(たぶん)初めて、二人以外の登場人物と交錯した思考の展開が見られ、新鮮。とは言ってももちろんひたすら歩くシーンの二人の思考のぶつかり合い長回しは健在で、ひたすら脳みそフル回転。なるべく英語を聞き取ろうとしてると確実に置いてきぼりになるので、今回も早々に英語リスニングは諦めました。
前作から9年後、いろんなことが変わっていはするけれど、やはり変わらないものもある。それはストーリーでももちろん描かれるが、少し白っぽい独特の映像や漂う雰囲気からもよく感じ取れる。構成やカット、会話の流れなど、色んな意味で緩急の付け方が巧み。
途中から胸が苦しくなって、まさかの涙。
ジュリー・デルピーのおっぱい出しながらのあの剣幕は素晴らしい。
ツインズが大変キュート。息子くんのクールさもかわいかった。
序盤ジェシーが語っていたデジャヴ婦人やすべての顔を記憶していて世界が狭く感じている人が「波止場」でつながる小説、読んでみたい。
ちょっと中途半端なシーンもあったので、ディレクターズカット版が出たらまた観たいな~。
自分も女ながら、女って本当にややこしい。
男女関係はいつも面倒で、複雑で、でもだからこそ愛おしい。