【深さと緩急】
基本的には福田雄一の小ネタを楽しむ作品。小ネタ嫌いな人にはお勧めできない。
ただ、いつもの深夜ドラマノリかと思えば30分過ぎから一応映画になって。それぞれの立場から見た他者という構造の面白みもある。
チャームポイントは、父娘の距離感が新しいとこ。ありえないのに成立してる感じがいい。橋本愛でないとできない距離感があって(それは元バイト仲間の山田孝之の場合にも言える)
ここに目がいくから小ネタで笑えてる部分もあると思う。
当て書きしてるのかわからないけど、やはりコメディこそ適材適所への配置が大事。笑いの深みも増すし、緩急もつけやすい。