洋梨

パシフィック・リムの洋梨のレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
4.0
主役ロボ格好悪~ってのが第一印象。でもカ・イジュー(英語台詞ではこう聞こえる)相手の格闘戦を見せられると、無骨でレトロチックなロボに、往年の東宝特撮に登場する小松崎茂デザインの仰天兵器のような愛着が次第に沸いてくる。
”ロボの戦闘能力を引き出すには操縦者との神経接続を要するが、操縦者が1名だと過度の負荷がかかってしまうので、操縦者を2名にして右脳と左脳を別々に接続する。このため操縦者同士にはロボの操作だけでなく精神的にも同調が必要となる。”
なーんか無理矢理な設定ですが…初対面の男女が精神的・肉体的に同調するには「ヤル」のが手っ取り早いと思うのだが、この主人公達は其をやらない。だってラストの脱出後抱き合うだけで接吻しないもの。アメリカ映画にしては随分と奥手なんですなあ。
続編ができるなら、その後これが縁で主人公達は結婚するが、片方に搭乗不能な事情ができて、過去にしがらみがあった異性と同乗せざるを得なくなり…っていう三角関係的要素を入れたらどうだろう。ま、そんな変態妄想を抜きにして、単純に血を滾らせながら観ればイイ映画なんですけど…実に楽しめました。
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