yamada

くちづけのyamadaのレビュー・感想・評価

くちづけ(2013年製作の映画)
4.0
泣いた…涙が止まらなかった。
すごく温かい気持ちで胸がいっぱいになる。

ポスターの写真
まこちゃん(貫地谷しほり)といっぽん(竹中直人)のキスしてる写真。
ホントに良い写真だよなあ…
思い出しても涙出る…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
愛情しかない。
ここに愛情がいっぱいある。大好きが詰まってる。
大好き、楽しいが詰まってるよ…愛なんだよね。

冒頭から、もう結果がどうなるのか解りながら見るからこそ、ツライ…ツライんよ。



昔、特別支援学校でボランティア活動させてもらった時の事思い出してた。
はじめましてなのに、すっごく優しくて、手を繋いでくれたり、わたしを受け入れてくれたの今でも覚えてる。
もちろん加減を全く知らないから、時々、痛いんですけど!やめてよ!みたいなこともあったんだけど、愛情深い子たちだなーって。
症状の軽い子達だったし短期だったけど、間近で触れさせて頂いた経験は大きかったなあ。
だから、偏見ない自分になれてる事にも感謝。

この映画見ながら、ひまわり荘のスタッフと国村先生家族、ホントに尊敬するな。
綺麗事だけで出来る事ではないから。


昔、職場にバイク通勤の人がいて、知的障害のある子がその前の道を通る時に、バイクのイス上げて入ってるタオルを盗って行ってしまう…って事件があって。
バイクの持ち主は全く気にしてなくて、盗られてもいいタオル入れて待ってるくらいだったんだけど。
あれ?今日通る日じゃなかったんかなー?くらいのノリ(笑)
盗る現場を見てた職場の男子(童貞)が、知的障害者だろうが、俺だったら絶対に許さない!捕まえる!犯罪だ!みたいなすごい剣幕で持ち主以上に怒ってたらしく、コイツ…心狭いよなあ…つーか、だから一丁前な事を普段からよく言うてるわりに、童貞なんだよ💢エロゲーばっかやってねーで自分の器を広く大きくする人生ゲームやれや💢と、冷ややかな目で見てしまった、わたし☺️
あ、話が逸れたけど、そう言うくそみたいな奴もこの世にたくさんいるんだな…と、改めてこの映画見て思って。
クソみたいな奴は居ていいし、そう言う考えの人もいていいし。ただ、居るからこそ、家族は心配なるよねって話です。

そして、知的障害者の現状というか、知らない事が多かった。
例え犯罪を犯してなくても、警察官からの取調べを受けたら、犯罪者にさせられてしまうって言うのは、韓国映画の七番房の奇跡でも同じだったから、よくある事なんだね…
可愛くて可愛いくて愛おしい子を、浮浪者や犯罪者にしたくないよね…
それに、自分が1人で、やらなきゃ、護らなきゃって思って無理するのはしんどいし、自分の限界が近づいて来てるの知ってるからこそ…ツライ😭😭😭


ともちゃんの元カレの様な結論を出すのも、自分の人生を守ると言う意味で大切なんだと思う。
無理して背負い込む必要はないからこそ、泣くしかない。
ただ、ともちゃんの強さはホントに美しかった。

ラストはとてもあったかくて、幸せな気持ちで終わる。
みんな優しさに溢れてる!
感動しました。
yamada

yamada