脳汁

サイの季節の脳汁のネタバレレビュー・内容・結末

サイの季節(2012年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

映像と表現が素敵。
ぼかし具合が最高。
街並みや女性が綺麗。
内容は言われなき罪で監獄されたりレイプされたり近親相姦まがいなことあったり結構ハード。詩がテーマだからか抽象的な表現が多く、真面目に空から亀が降ってきたりする。心と時間に余裕があるときでないと厳しい。想像しながらでないとストーリーわからない。あと個人的にクルド人の男性の見分け方が全然できなくて途中まで元付き人と再婚してるなんて知らないから元付き人がストーカーしてる話なのかと思った。
好きな子の口紅食べちゃうところとかはばれなきゃいいかと思ってたけど、だんだん過激になっていって最後旦那さん監獄中に死んだことにして略奪するのは違うと思う。レイプもするしやりたい放題な元付き人はナチュラルに嫌なやつだった。傲慢にならないようにしたいな。
一晩過ごしたあとに自分の娘(奥さんがレイプされた時にできた子供で血の繋がりはない模様)だったことに気づいて賢者タイム過ごすのが略奪した元付き人と真逆くらいに純粋でよかった。ひたすら奥さん追いかけるのに声かけないところや結局触れあったのはうつ伏せになって自分の詩の一部をタトゥーで奥さんに入れてもらうところだけだったのもすごくいい。死ぬ前に一度の逢い引きがタトゥー施術なんてセクシーだわ。最期は略奪したやつと一緒に海に沈んじゃうしどこまで影で奥さんに尽くしてるのよ!って好きになりそうになった。

あとさっき観終わったけどレイプシーンは考えさせられるところあって穏やかな賢者タイム。
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