下手したらこんだけ観てきた映画の中で一番泣いたかもしれない。
この映画は実話で、創作が一切含まれていないらしく、正直に全てを見せている作品。
だからこそ「正直に見せすぎ」な演出もあり、非常に恐怖。
絶対観ない方がいい人も居る。
実話なのでストーリー云々は言う必要なく、音楽だとか展開だとかそんなこと深く考えることが馬鹿らしくなるくらい、良い映画だったと思います。(あくまで実話なので)
長男役の子役が素晴らしすぎた。長男という立場の頼れる逞しさと、本当はまだ子供で弱くて怯える姿。完璧な演技でした。
奥さんが手術室に運ばれる時、あーもう死んじゃうのかな、、って思ってたから、俺だったら奥さんともうこれで話せるのは最後かもしれないと思ったらなにを言うんだろう。と胸が苦しくなった。
美談になる実話だからこそ映画化したのだと思うけど、しっかり現実の被害の大きさ、苦しむ人々の現実を描いているところにも好感を得れた。