MikiMickle

ディスコード -DISCORD-のMikiMickleのレビュー・感想・評価

ディスコード -DISCORD-(2012年製作の映画)
3.5
原題『The pact』(契約・約束・協定)

『ディスコード ジ・アフター』の特典映像に1が丸々収録されているというお得感で鑑賞。

舞台はカリフォルニア サン・ペドロ
クリスマス。
過去に、厳しい母親に育てられ、16歳で家を飛び出していたアニー。その母親が亡くなり、元ジャンキーであった姉ニコールにその葬儀に呼ばれて、嫌々ながら実家に帰ってみたものの、ニコールの姿は忽然と消えていた…

そして、ポルターガイスト現象。

葬儀後、姿の見えない何者かに、昔母に閉じ込められていた物置に引きづりこまれそうになり、更には家に停まった従姉妹のリズまでもが行方不明に…
残された姪っ子の為に、警察に疑われながらも、二人の行方を探そうとするアニー。

たくさんの覗き穴がある隠し部屋をみつけたり、霊能力のある盲目の同級生スティーヴィーの発した言葉から、ある者の存在を知ったり、
スマホにいきなり表示されたマップに写し出された映像などから、少しずつ、事件の核心に迫っていく…


最初は、お家系オカルトホラーかと思って見ていたのですが、後半に全く違う展開に…
好きな展開に♪(グッジョングジョンのスプラッターではありませんよ)

アニー役の Caity Lotsさん。ほぼ素っぴんなシミだらけなお顔だし、アゴ割れてるけど、なんか可愛らしく見えてきます♪ ほぼタンクトップで、バイク乗り回してかっこいいしね‼
そして、オッドアイ…

冒頭に目のアップ。瞬きの後に目の色が変わるというシーンがあるし、何かはあるとは思っていました。なので、途中から、筋は読めてくるものの、その演出が上手いです。
そして、ラストでわかるその事実。それの経緯を想像すると、吐き気がしてきます…

後半は全く言葉を発せずに、説明もせずに、映像のみでみせる謎解き。
緊張感があり、地味ながらもよく出来ているとおもいます
冒頭のシーンでも、ニコールが娘のエヴァとSkype中に、「ママ、後ろにいるのは誰?」と…
ホラーではありがちながシーンながらも、怖いと感じました。
オーセンティックなオカルトホラーの恐怖を踏みながらも、ジャパホラ要素もあります。
霊の描き方も不気味で上手いと思います。

そして、前述したように全く違う展開があるのが、この映画の良さ。
最後に、様々な伏線が回収されます。
なるほどという納得もありつつ、あれ?なんか変じゃないのかなとも思ったりする演出もうまい。

また、ネットを介してメッセージを送ってくる霊に、ネット社会はここまで進んだのかと‼(笑)
なんてったって、ストリートビューまで使っちゃう‼ 昔に殺されたはずなのに、霊さんもやるね‼

どうでもいいけど、全英大ヒットとあったから最初はイギリス映画かと思ってて、クリスマスなのにタンクトップ…何故…?と気にしていたら、舞台がカリフォルニアで、しかもアメリカ映画だと知り、続編のジャケもタンクトップ女性だし(1の監督は2では製作総指揮)、ノーブラタンクトップ乳首浮きなどのシーンもある事などから、この監督はどうやらタンクトップが好きらしい。
そしてらイギリスは、こんな名も知られてない監督のホラー映画が第4位をとる位、家系オカルトホラーがやっぱり人気があるんだなと。

とにかく、ジワリジワリと怖い、もし住んでる家に…と、想像すると怖い。気持ち悪っ‼
低予算ながら、派手さはないものの、そこそこ、面白かったです♪

で、その本編の『ディスコード ジ・アフター』は見れずに返却するという…
MikiMickle

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