金春色

旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランスの金春色のレビュー・感想・評価

3.0
特にフランスの風景映像が綺麗だった。映像の世紀を見ているような貴重な映像もあったりして彼のジャーナリストとしての側面の方が大きく取り上げられていたけど、もっと写真が見たかったなと思う。取りあえず緑の光線は観なくては。

他のユーザーの感想・評価

「フランス」といいながらフランスじゃない場所の映像がたくさん出てくる
でも別の場所をとることがフランスを撮る時の撮り方に影響してくると
たしかにそういうものかもしれない
ドゥパルドンの政治的立場が映像の中に染み渡っているかんじ

露光時間が1秒だから人がいなくなるまで待たなきゃいけない、
写真を撮る作業はある意味エクササイズ、
スマホとかで簡単にそこそこの写真は撮れるけど、「これだ」というものを撮るのってかなり難しいよねというのをおもった
Maki

Makiの感想・評価

3.3
この人は本当に色々な国の様々な人々を撮ってきたんだなぁ、ということがよくわかる映画だった。
現在と過去の映像のギャップよ…😅
レトロなカメラでシャッターチャンスを狙う現在と、彼が撮った映像。
ソ連占領下のチェコ、ベネズエラ内線、アフリカの独裁者、反政府組織に拉致された考古学者…

結構強烈でした😣
フランスの写真家・映画作家、レイモン・ドゥパルドンのドキュメンタリー。

自身と妻クロディーヌ・ヌーガレが監督したとのことで、「セルフポートレート的な作品」という紹介もありました。

映画としてはなんとなくのんびりした時間が過ぎていくような感覚で、せわしない日常のなかでは見続けるのが難しく、数回に分けて視聴。

写真も映像も撮る人のドキュメンタリーって初めて見たかもしれません。

レイモンにとって写真は旅そのものらしく。世界のいろんな場所で撮られた写真や映像が見られます。写真集買ってみよう。
マグナムの写真家レイモン・ドゥパルドンのドキュメンタリー映画。ただ自分で監督した自分のドキュメンタリーをドキュメンタリーと呼べるのかはわからないけど。もう結構な歳だけど重い大判カメラを担いでいて、すごい元気。
oqmr

oqmrの感想・評価

-
英雄的な国際映像作家の伝記と、現代の趣味的な写真家としての生活の対比があまりにも鮮明すぎて、この写真家を偉大に感じることは不可能だった。
d173

d173の感想・評価

2.7
彼のこだわりを幾つか体験する映画。
写真か映画か、どっちの道を選ぶか…
結果、どっちもですよねぇ!

そもそも、フランスってズルくない?
何撮っても絵になる、風景も人も料理も。
妬みなのは分かっているが…笑

人生は旅、カメラは旅。

2023-150
y

yの感想・評価

3.0
記録の断片をつなぎ合わせた作品。
やや断片的すぎて記憶には残らないかも。
最後のフランスの景色が好き。
naococco

naococcoの感想・評価

2.5
フランスの作品は何でも観ると決めているので鑑賞。
写真家のドキュメンタリーというか、今までの作品をつぎはぎしている感じだった。
綺麗な風景や街角の写真とは裏腹に、社会的目線の動画の数々に考えさせられるものがあった。
撮ることを諦めずにずっとカメラを向けていたから撮れた言葉や情景だなと感じた。
miyuki

miyukiの感想・評価

-
写真家レイモンのドキュメンタリー。当時の動画が印象的。よく考えるとここ60年間で世界ってすごく変わったんだな。そんな昔じゃないのが怖い。
1962年フランス東部ガレ農場。20歳のレイモンは写真か映画か迷っていた。1963年のベネズエラ🇻🇪内戦ではカラカスの街を撮っていた。1967年ヨルダン川🇯🇴西岸地区。レイモンは仲間と協同組合通信社ガンマを設立。自らテーマを選び著作権を管理した。会員は交代で撮影、編集、取材を受け持った。彼らのポリシーは作家の視線を忘れないこと。1968年ビアフラ。亡くなった若い仲間に代わりレイモンは紛争地域を取材する。
「旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス」の感想・評価を全て見る

金春色さんが書いた他の作品のレビュー

25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.0

ユーリー・ノルシュテイン傑作選より。無彩色の中に時折挟まる赤が印象的。ショスタコーヴィチの音楽が革命の不穏さ、荒々しさを盛り立てている。

スウィート・ラビット(2012年製作の映画)

3.0

最初は妻に無関心すぎて嫌な夫だと思ったが、ありのままを受け入れてくれる良い夫だった。意外とウサギの耳が似合ってるし、なんなら若返ったようにも見えるから返って愛が深まったのかも。深刻に捉えてるのは自分だ>>続きを読む

クレイジー・ヘア(2018年製作の映画)

3.0

ラストが切ない。主人公は直前に母親に会ってからの練習をするも緊張して不審者に間違われたり、本人を目の前にしてもなかなか本題を切り出せずようやく意を決して告白。しかしこの瞬間をずっと考えてきたであろう息>>続きを読む

7級公務員(2009年製作の映画)

3.0

ドタバタアクションラブコメディ。男の方は新人とはいえポンコツすぎて大丈夫かと思うがコメディ作品なので細かいことは気にしなければ面白い。

ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

2.0

原作未読。恋に恋して空回りして甘酸っぱくも恥ずかしい青春って感じなのだけどイマイチ盛り上がりに欠けるのか退屈感が拭えなかった。ケンイチがバイトの同僚から言われた「お前ヤバいな」には納得。東京の景色のあ>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.0

世界ふしぎ発見とかの裏側ってこんな感じだろうかと思いながら観てしまった。テレビクルー御一行の横柄で現地の人々に敬意の無い感じが恥ずかしいし嫌な気持ちになる。ウズベキスタンの雄大な自然風景はどこも綺麗。>>続きを読む