あいす

ヒトコワ -ほんとに怖いのは人間-のあいすのレビュー・感想・評価

3.2
怖さがちょうどいい!

オムニバス形式で1時間程度の長さなのでとても見やすく、怖い時は「ヒィッ」となるのですがそのレベルも高すぎず低すぎず程よい。
予想通りな場合と、裏切ってくる場合と両方あるのですが、シリーズを見ていくとヒトコワのパターンというのが分かってきます。(それが良いのか悪いのかはその人次第ですが……)
本当に背筋が凍るような怖いのを求めている人には刺激が弱いです。でも何となく家の中も安心できなくなる感じ。
ベッドの下は何もいないですか?
仲がいいと思ってるその人は、本当に信じて大丈夫?
電話の向こうは本当に知ってる人?
等、今まで気にしていなかった日常のあらゆる部分が疑わしくなってきます。
そのお話の主人公が怖い目に遭っても、その後悪人が成敗されたりする事がないので、モヤモヤしたまま終わるお話も多めです。

あくまで「人間が怖い」タイプのお話なので、不審な事象が起こっても『人智を超えた何かの仕業じゃない』と分かっているだけでも、ホラー耐性のない人にとってはマシかも知れません。
戸締りに気を使うようになる作品でした。
あいす

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