みゆ

L.A.ギャングストーリーのみゆのレビュー・感想・評価

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)
3.6
2017.02.27(46)
録画・吹替


前回劇場鑑賞した時のメモが見つかったのでコピペ。
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2013.05.14 劇場鑑賞。★★★★。単純明快で楽しめた。思っていたよりドロドロしていなかったかな。どうしてもゴズリングに目がいってしまう…主役じゃないのに…笑
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今日はアカデミー賞で、私は放送を見ていないのだけど、どんな流れだったかはツイッターで把握していて、で、今夜は録画してあった今作を見ようと思い立った。ラ・ラ・ランドの主演組が今作にも出ているのと、舞台もL.A.(ハリウッドの辺り)で重なる部分があったから。

再鑑賞してみると、劇場鑑賞の時とは違う感じを覚えた。

当時ハリウッドでスターになることを夢見た若者たちが集まってきていただろう背景が、前回よりずっと深く見えてきた気がした。劇中ではっきり取り上げられていた訳ではないが、そういう若者たちの中で成功出来るのはほんの一握り。あとはクラブでショーをして稼いだり、他の道へ行くことになってしまったり。失意のもと故郷へ帰ったのならそれはまだ良い方だったかもしれない。ギャングに利用され、足抜け出来ないまま時ばかりが過ぎていったり、騙されたり、そんなことは掃いて捨てるほどあっただろう。

エマ・ストーン演じるグレイスもそうだ。スターになることを夢見て出てきたはずが、ショーン・ペン演じるギャングの親分(ミッキー・コーエン)のマナー講師として囲われ的な生活をするはめに。金銭に不自由はなくとも、こんなはずではなかったという鬱屈した思いを抱えていて、ふとしたきっかけでライアン・ゴズリング演じるジェリーと恋に落ちてしまう。

そういう未来ある若者たちや、安心して暮らしていきたい市井の人々を守り、腐敗した汚職警官とギャングを根こそぎ倒すため、立ち上がることになったジョシュ・ブローリン演じるジョン・オマラ巡査部長と彼が(正しくは彼の妻が)選んだ仲間たち。

そんな彼らの功績を讃えるために今作は撮られ、また意図的に、古き良き時代のハリウッド映画を思わせるような、芝居掛かった演出にしたのだろうけれど、それが裏目に出てしまった感じがしたな。深みがなかったんだよね。軽い感じがしちゃうの。良い役者さんばっかり出ているだけに、ああなんかもったいない!惜しい!と思ってしまった。

前回ノーチェックだった(というか他の作品でも見ていたのにやはりノーチェックだった)ジョシュ・ペンスのイケメンぶりにおっ!となりました←ニック・ノルティ演じるビル・パーカー市警本部長の側近の役の人ね。
みゆ

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