浅野公喜

クライモリ デッド・パーティの浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.1
まだまだ続く5作目。森は冒頭にちょっと使われるだけで、後は人気の無い街が舞台となっています。

今回は落ち武者連中に外見は普通の人間の親玉(演じるのは「ヘルレイザー」シリーズのピンヘッド!)が居て、多少マンネリ打破には繋がっているのかなという感じです。

「ヒッチャー」を連想させるような縄で人間と車を繋げたり、「地獄のモーテル」風に地中から頭だけ出した状態で且つ「ブロスリターンズ やつらはふたたび帰ってくる」のようにそこを芝刈り機で襲ったり、「ソウ」シリーズのような凝った殺人方法が盛り込まれそれらはそこそこ楽しめますが、襲われる側が余り活躍せず、ただ殺されるのを見る傾向となりカタルシスは有りません。

前作程登場人物がおバカ3ではありませんが、簡単に人間を信用して文字通り「痛い目」に遭ってますし、その結果導かれるエンディングには笑ってしまいました。
浅野公喜

浅野公喜