しちみ

シャニダールの花のしちみのレビュー・感想・評価

シャニダールの花(2012年製作の映画)
2.8

この世界観を受け入れられる人はハマる。受け入れられない人にとっては残念映画。

ものすごい当たり前のことなんだけど、やっぱり自分が想像し得ない世界観はただの恐怖でしかないし、退屈になるのは仕方ないことだと思う。

この映画の世界観だったり、雰囲気、設定はすごく好きだしキャストも悪くないとは思ったんだけど…私には受け入れられなかったかな(p_-)

題材が全くもって現実味がないことだから(いや、後にそういう病気が流行るかもしれないけど現時点では。笑)それなりに練り込まれた脚本、伏線が必要だと思ったけど、その大切な部分を最終的にお前ら自分で考えみろ!ってサジを投げちゃうからラストまでみてハァ?みたいな( ̄▽ ̄;)笑

いつの時代も病と切ない物語はセットなんですよねぇ。この映画も切なさとか映像の美しさはバッチリだった。綾野剛が徐々に気を許していくあたりはキュンキュン。(ピースオブケイクが恋しい…)

個人的には好きな雰囲気の映画だったんだけど見たら見たでものすごく物足りなさを感じたなぁ(o_o)
もっとも想像力が豊かで物語の今後を自分でいつも考える人からすればちょっとは面白いかもしれない。笑
けど私はこれだけ現実味がない題材なんだからある程度、設定したことの回収ぐらいはしてほしかったな。

全体的に惜しい作品!あともう少し色々違ったら良作映画になりそうな予感。

綾野剛があれだけ言ってるんだから大人しく結婚しろよってすごく思ったのは秘密にしとく。
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