FREDDY

サイレント・ウェイのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

サイレント・ウェイ(2012年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

コインランドリーを舞台にしたシチュエーション・スリラー作品ということで。

印象としては、何もかもが奇抜で視聴者を置いてきぼりにしているような、何とも不思議な作品でした。主軸は至って普通のシチュエーション・スリラーなのだが、肉付けされているものに統一性がなく、これはこれで個性ではあるが、好き嫌いがハッキリ別れるでしょうね。というのも、シチュエーション・スリラーを求めて本作を観ているわけなのだが、冒頭からまさかのレトロポップな映像を見せられ気持ちに整理がつかず、物語の導入部分では全く意味のないちょっとしたお色気シーンと、画面割りやシンメトリーといったこれまた全く意味のない技術や芸術性を見せつけられ観る気が失せました。本題に入ってからは雰囲気がガラリと変わり、やっと求めていたスリラーが観れると思いきや、理解に苦しむ展開ばかりで唖然としました。もはや本作はホラー・コメディですね。アナ・デ・アルマスが演じるローサの意味不明な行動はツッコミどころ満載ですし、他の登場人物もいまいち何がしたいのかが分からない。そもそも何を見せたいのかが分かりません。あと、強引で奇抜な展開を見せるのは良いが、最後の最後に強引な展開でオチを見せたいのなら、そこも奇抜なオチを見せて欲しかった。あまりにもベタ過ぎる。B級作品としては見応えはあるが、オススメはできないですね。
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