EDDIE

プレミアム・ラッシュのEDDIEのレビュー・感想・評価

プレミアム・ラッシュ(2012年製作の映画)
4.0
めちゃくちゃおもしれーじゃねーか!日本劇場未公開。
ヤベー奴に追いかけ回される系スリラー。
ニューヨークを激走するメッセンジャーたち。ヤベー奴はなんと警察!?
スリル満点の見せ方といい、演出といい、デヴィッド・コープ監督こういうのもっと撮って!

ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演。
先日公開の『アオラレ』からあの手のヤベー奴に追いかけ回される系映画が好きなんだな自分と気付き、そういう作品を漁っています。

本作は一定のコアな支持者がいて、日本未公開ではありますが、Wikipediaには以下の記載がありました。

“辻岡朔実やわたなべりんたろうを始めとする有志による署名活動をした結果、同年11月2日~8日に新宿シネマカリテにてDVD画質での劇場公開(レイトショー)が実現した。”

鑑賞してみると、そうまでして劇場のスクリーンで観てみたいという気持ちはかなり共感できました。

とにかくブレーキなしで時間との勝負とばかりに自転車で走り回るメッセンジャーたちの映像の演出はスリル満点。
ハラハラドキドキするし、ぶつかって思いっきり飛ばされるところとか普通に驚きます。
もちろんスタントも起用してるんだろうけど、エンドロールではJGLが撮影中に腕から流血する模様を流すなど、かなり体を張っていることもわかりました。

市民を守るNYPD、つまりニューヨーク市警を“悪”として映し出す点、日本では道交法的にも公開にかなり勇気が入りそうな点など、作品自体がかなり人を選びそうなところも逆に良いですねぇ。

JGL演じる主人公ワイリーが警察との追いかけっこで手玉に取ってるところとか、特に自転車で走り慣れてるメッセンジャーと走り慣れてない警察という対比的見せ方がとても良かったです。

時系列をバラバラにして、ワイリーがなぜ警察に追われているかを徐々に明かす演出も見応えあり。
いや、これホントもっと多くの人に観てほしい。
マジで面白いです!

※2021年自宅鑑賞126本目
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