「ギルバート・グレイプ」「エイプリルの七面鳥」のピーター・ヘッジズ監督・脚本作品ということで気になっていた!ディズニープラスにしかなかったのでTSUTAYAで借りてきた。
以下雑なストーリー↓
鉛筆で有名な、緑豊かな田舎町に住む若い夫婦。
長く苦しい不妊治療の末子供ができないことがわかって傷心している彼らにのもとに、突然少年が現れ彼らを「パパ、ママ」と呼ぶ。
庭から現れた不思議な少年の脚からは、なぜか葉っぱが生えていて...!?
ディズニーオリジナルの実写映画、久々に観たけどやっぱり独特の世界観があって良いなぁ。とにかく全員、ディズニー特有のファンタジー顔をしている。サイコ顔がいない。
捻りはなかったけど、心温まるステキなファンタジー映画だった。
1つだけ気になった。
なんで「鉛筆で有名な街」っていう設定にしたんだろう。
鉛筆って木で出来ていて、それがティモシーに繋がるからか?
でも鉛筆って木を伐採するから環境に悪いし、そもそもティモシーは植物なのにそれを使用する設定ってどうなん。シャーペンとかボールペンが名産の方がよくね?と思った人、
それは大間違い。
まず原材料で見ていくと、鉛筆の大部分は自然素材。
表面にウレタン塗装がされているが、これは木から染み出してくる油を防いだり、湿気から軸を守る役目があり、使われる量もごくわずか。
一方、シャープペンシルは金属製もあるが、大半の安いものはプラスチック。
百均などで安価に売られているシャープペンシルやボールペンは、その安さゆえに使い捨てのように扱われすぐゴミ箱行き。極つけは、アンケートで頻繁に見かけるクリップ式の使い捨て鉛筆。
1cmに満たないごく小さな芯以外は、全てプラスチックででている!
あっという間にゴミ箱行きにも関わらず、月1000万本が生産されているという。
また、鉛筆はクリエイティブな発想にも不可欠。美術館で何世紀も前の画家のデッサンが見られるが、鉛筆は保存性が高く・インクのように色あせることが無いからだ。削り方によっても細く鋭い線、太く柔らかい線が表現でき、その表現の幅は予想を超える!
実は鉛筆は環境にやさしく、使用者のクリエイティを引き出す、優れた筆記用具だったのだ!!
誰とでも分け隔てなく接し仲良くなれるティモシーの「木(tree)」のような性格、そして彼の豊かなクリエイティビティが「鉛筆」によって表現されているのだ。
ディズニープラス入ってる人はぜひ観てください。