あこねこ

ハーヴェイ・ミルクのあこねこのレビュー・感想・評価

ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)
3.6
ハーヴェイ・ミルク。議員生活11ヶ月で殺害されてしまったけど、彼がもし今も生きていたら歴史が変わっていたかも知れないなと他国の全く違う世代の私が残念に思う思うほどの人格者。

1970年代のゲイ差別が激しかった頃、ゲイでありながらサンフランシスコで議員になった。
自分のような目立つゲイは暗殺される可能性が高いと、遺書のような肉声を遺している。
ゲイ問題だけで無く、有色人種や高齢者問題などの社会的マイノリティが生きやすい社会を目指して活動していた。
ゲイは殺されるべきという意味のわからない思考がまかり通っていた時代に現代のような個人の嗜好が認められる世界になるとしっかり未来が見えていた稀有な人物だった。とても残念。

彼をモデルにした映画「ミルク」も観てみたい。
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