ハーヴェイ・ミルクの作品情報・感想・評価

「ハーヴェイ・ミルク」に投稿された感想・評価

shibamike

shibamikeの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

レズビアンは女性同士がチュッチュする。
ゲイは男性同士がチュッチュする。
バイは男性とも女性ともチュッチュする。
オカマは?ニューハーフは?オナベは?
ヤフーの知恵袋にゲイとおっしゃる方の回答があったが、複雑過ぎて自分には理解不能だった。
こういうときは西川きよしの台詞に限る。
「みんな、仲良うしたらええやん!」

1970年代のサンフランシスコ。ゲイであることを公言し、市会議員に当選したハーヴェイさん。映画を観た限り、ポジティブヴァイブレーションで周囲のみんなを幸せにしたグッドマンである。働く男のファッションブティックはワークマンである。SONYのポータブル音楽プレーヤーはウォ…。

最初はゲイに対して偏見を持っていた頭カッチカチのブロックヘッド達もハーヴェイさんの献身的な振る舞いを見て、あっという間に付録ヘッド(?)である。
ハーヴェイさん、議員として有能だったらしく、サンフランシスコ市の様々な問題の改善に活躍されたらしい(犬の糞、投票機とか)。

それはさておき、映画でべらぼうに強調されていたのは、ハーヴェイさんがとにかくマイノリティや弱者の味方だったということである。
LGBTのみならず黒人、アジア人(ワイらやんけ!)、障害者、老人にも親切にせなアカン!と素晴らしい人格者。

映画序盤に「そもそも何でこの人は市議会議員に立候補したんだろう?」と自分は思ったが、割りと冒頭にハーヴェイさんがその理由を話す。
「サンフランシスコを良くしたいんだ。」
色々な政策の構想があったのだろうけど、マイノリティの地位向上はサンフランシスコ市全体にとって良いことと考えていたと解釈した。

ハーヴェイさん自身がゲイであるため、LGBTの人達には人並みならぬ思い入れがあると見受けられ、カミングアウトの重要さを説く。「コソコソ生きるか同性愛を公言して闘うか」。生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ(最近、ハムレット読んで即効影響受けた)。カミングアウトしてない生活は嘘の生活だと言い切る。ありのままの自分!アナ雪!レリゴー!

本作を観て、キリスト教原理主義の人達がLGBTの人達を許せないというのがよく分かった。同性愛について「人間として不自然だ!」と取り付く島もない。大勢が異性愛だから、それが正しい!というのも、そう言われてみると怪しく、本当は異性愛こそ間違っており、現在の人類は間違いだらけなのではと思うと、日本の独身者増加なんかもあながち良いことだったりするかもしれない。絶滅しちまえ人間なんて!ニホンオオカミに謝ろ!(?)

提案6号の否決とかも見所だったが、インパクト大なのは終盤の暗殺事件である。で、自分は「暗殺」という言葉が引っ掛かった。「殺人じゃないの?何故、暗殺?」字幕が暗殺だっただけかもしれないけど。
ウィキペディアで暗殺を調べると「主に政治的、宗教的または実利的な理由により、要人殺害を密かに計画・立案し、不意打ちを狙って実行する殺人行為(謀殺)のこと。」とあった。
裁判ではダン・ホワイトの殺人に計画性は無いという判決だったと思う。暗殺と言うには計画性があるはずだ。ウィキペディアのハーヴェイ・ミルクのページにも「暗殺」と書いてある。

この映画を観た限りではダン・ホワイトは狂った差別野郎という印象に終わる。市長を殺したのは逆恨みとしても、ハーヴェイさんの殺害は何か「どさくさに紛れて、ついでに憎いあいつも」みたいなものを感じた。
市長を殺すって相当重罪な印象だったけど(要人じゃん)、判決内容的にそうでもないのか知らん?
映画の最後にダン・ホワイトはその後自殺したという字幕が出る。何というか行動が不安定で不憫な人のイメージ。

80年代にありがちなお涙頂戴演出には顔をしかめたが、見応えあるドキュメンタリー映画だった。

「希望のない人生は生きるに値しない。あなたが彼に希望を与えるべきだ。」
tkch

tkchの感想・評価

-
観客数6人くらいだったけど、一人でも多くの人が観るといいなーと思った映画。
ミルクさんが訴えてきたことは、オバマさんの時代まで少しずつ進んできていたのに、ここに来て大きく揺れ戻ってしまった。
こんな悲しい事件が二度と起きませんように。
映画館で観れて良かった。図書「MILK -ゲイの「市長」と呼ばれた男、ハーヴェイ・ミルクとその時代 / ランディ・シルツ 著」を読んだので、ここであった事は知っていたけど、生の映像、声を聴くのは全然違う。
「でかい足だな」って感想、凄くリアル。当たり前だけど、本当にあった事件なんだなって。
労働組合の人のインタビューも、率直に当時の空気が伝わって来て良かった。
キャンドル・マーチ 泣いた。50年前なのに、居ても立っても居られなくなる気持ちは変わらない。
ショーンペン版の伝記映画「ミルク」でハーヴェイミルクを知ってこっちのドキュメント見た。

ハーヴェイミルクについて知った状態だったから理解を深めれた。
半分嘘だと思ってたショーンペン版だったけど、実際は本当であって、いやそれ以上にハーヴェイミルクの偉大さが分かった。

周りに公表することによって自由に生きること、マイノリティの結束の重要性、リアルな差別、殺害された時の衝撃が本物の映像から伝わってきた。

大通りで大勢の人たちがロウソクを灯しているのはマジですげぇ。あれだけの人数がハーヴェイミルクのことを思って行進する。
Marrison

Marrisonの感想・評価

2.5
なぜダン・ホワイトは市長およびハーヴェイ・ミルクを殺したか? ───え? そんなことも民衆はわかんないの?

「銃があるから」に決まってんじゃん。ほかに何の理由ある? 飛び道具がなきゃ容易にああいうの実行できないってば。

その1978年11月から、80年の12月(J・レノン)まで、丸々2年間も(!!!)思考する猶予あったのに、92年10月(服部君)までなら14年も(!!!!!)世を変えるチャンスを与えられてたのに、どうして合衆国民の銃所有を原則禁止する法案つくって通さなかったの?
アメリカ人って、脳味噌あんの? ミルク暗殺への抗議デモに燃えんのもいいけど、「銃を規制せよ」のプラカードをこそ振りなさい。

イラク(完全濡れ衣)や北朝鮮(どうせCIAとキムは提携関係。全部茶番)に「大量破壊兵器を持つな」とわめく国がアメリカだけど、当のアメリカ人はほとんどみんな一人一丁以上、大量破壊兵器(=銃)を携行したりしてんじゃん。
銃について思いを馳せる映画だよね、これ。その視点を持とうと努めてないんだからドキュメンタリーとして当然失格さ。

ゲイとか私、興味ないから。牛乳が好きだから題名に惹かれてこれ観に行っただけだから。…………ミルクにホワイトか。クランベリー色だったら怖いね。

あと、「鯨を救え」とか余計な世話焼かなくていいからねミルク。日本人やノルウェー人やアイスランド人や先住漁労民が夕餉に何食べようがあんたらに説教される筋合いないから。
ミルクよりも途中まではホワイトに肩入れしながら観たけど、もちろんみんなどうでもいい。
自殺オチはよかった。
日本公開30年で改めて劇場で観る機会があったので、早速、観に行った。夢半ばで亡くなったのは残念だが、マイノリティの政治的な人権確立には、大きな役割を果たしたのだろう。上映前にバラカン氏のトークイベントがあり、シスコにゲイが集まった理由を説明していただけたのも良かった。
Mizuna

Mizunaの感想・評価

3.8
ショーンペン版と違ってドキュメンタリーなので、実際に彼の周りにいた人のインタビューやニュース映像からミルクと彼に賛同する人々の思いがひしひしと伝わってきた。

みんなが何の不安もなくクローゼットから出られる世界が来るといいな。
Wednesday

Wednesdayの感想・評価

3.5

LGBT問題に奮闘した政治家の話。

出る杭は打たれるんだろうけど杭が出たから今があるのね。
スー

スーの感想・評価

4.1
素晴らしい人の存在を知れた。
LGBTの世界を変えた一人。
尊敬します。
観賞の帰りに女性に見つめられましたが、(二人で来られる方も多く……)
誘われたのか、誘われなかったのか。
どちらにしても、
私は理解します。(日記になってしまってすみません)
顎し

顎しの感想・評価

-
少数派でも一体となって主張していくことは大きな意味があると思った。良くも悪くも人間は多くの主張や世の中の流れに流されやすい単純なものである。マイノリティであったとしても、結束して大きな流れを起こしていけば大衆の考え方は変わっていくのではないか。この映画を見てその皮切りになったハーヴェイミルクの運動はとても意味があるものだと感じた。
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