中津

SHORT PEACE ショート・ピースの中津のレビュー・感想・評価

SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)
2.0
上映当時は映像革命とまで言われ、だいぶ推されていたので、気になっていたところDVDを「旧作」で見つけ、おや?となったのですが…
好みがだいぶ分かれると思いますね。

短編だし映像革命と言うんだから、内容は最低限あれば気にならないと言う人にはとても素晴らしい作品だな思います。
着物のシーン、大火事のシーン、戦闘シーン、レーザービームのシーン、ドッグタグがホログラムなところとか。どれを取っても、おおっ!と感心する程綺麗でした。

でも私は短編にもきちんとしたオチを付けて欲しい派だったので、火事とガンボの2つは「それでおしまい?」感が否めませんでした。
江戸の大火事の最後で結局お若ちゃんはどうなったのか、死んだにしろ生きたにしろ、バッシング受けるとか受けないとかもうひとつ欲しかった。
ガンボでは、あの鬼はどうして現れたのか。話の流れでは元々村人らしいので、本当に謎です。そしてあの野武士は何故ガンボを狙っていたのか…はい鬼倒したやったね!じゃどうも片付かないというか。

他の「九十九」と「武器よさらば」に関しては面白い、とまではいかないものの納得出来る終わり方だったので好きです。
特に武器よさらばの最後は皮肉たっぷりでいいですね。

70分近い時間で4作は頑張ったなぁと思いますが、もう少しきちんとしたオチが欲しかったなぁ…と思います。
中津

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