ゆわ

メイジーの瞳のゆわのレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
3.9
いつも喧嘩ばかりの両親と暮らすメイジー
それでも両親といれて幸せだった
けれど二人の仲は戻れなくなり離婚となる
2人のあいだを10日ずつ行き来するメイジー
父親の再婚相手は子守りをしてくれていたマーゴ
母親の再婚相手は若いリンカーン
両親は自分のことで忙しくメイジーをパートナーに押し付け彼女の目も見ようとしない
それでもメイジーは幸せだった
少ししか会えなくても自分を見てくれなくても。彼女の小さな願いは叶わない
次第にお互いの新しい再婚相手との仲も悪くなりある日突然メイジーは夜に店に置いていかれてしまう。知らない場所で知らない人たち。今までどんな状況でもわがままを言わず大人の都合に合わせてきたメイジーがはじめて涙をみせる。
メイジーはただ家族と一緒にいたいだけ
それなのに自分がいるせいでみんなが怒ったり泣いたりしてバラバラになってしまう
どんどんメイジーの瞳は曇り始める 大人たちはみんな身勝手で自己中心的なのにメイジーのことを愛していて大切に想っている。
それがこんなにもうまくいかなくて
結局、いつも悲しい思いをするのはメイジー。最終的に彼女が選んだ幸せの道は…

メイジー目線で話は進むけど大人の気持ちも分かる。ただわがままな大人ってわけじゃなくてメイジーに幸せになって欲しいとみんな願ってる。それなのに自分の仕事や、やりたいことがあってメイジーを悲しませてしまっていてメイジーはあまり言葉にはしないんだけど表情が変わらなくなって笑わなくなるけどそれに気づいてあげれない。大人が考えるメイジーの幸せとメイジーがほしい幸せがなかなか噛み合わなくてもどかしい。メイジーの笑顔がとても可愛かった。
ゆわ

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