ジェンティル

メイジーの瞳のジェンティルのレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
3.8
傍から見れば、本当の親二人の愛はどこか形骸的で、熱を出した時や迎えなどを他人任せにするなど、中身の伴わない主張を繰り返す。一方で継母や継父は、そんな境遇の子に対して精一杯の愛で接することで彼女に温もりを与えようと努めている。それでも、子としては理屈じゃない所で親を求めている。そこに悲哀が感じられるとともに、自身が親の場合、色んな事情があったとしても子どもにそんな思いをさせないようにと戒めとなる。
最終的な展開としては、良い形に落ち着いたと思う。子どもとしては寄り添い、近くに居てくれるだけで嬉しく安心するものだと思う。
こんな子たちが悲しい思いをするのではなく、愛に触れ、無垢な笑顔が続きますように。