桑田

メイジーの瞳の桑田のレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
3.9
子どもは親の感情に敏感に反応する。私もメイジーの目線になり、大人たちの発言や表情をいつも以上に注意してみてしまった。日本の子どもたちとは違い、ひとりになる時間が長くないことに少しだけ救われた気持ちになる。
実の両親は愛がなかったわけではない。時間と心に余裕がなかった。娘と向き合う気持ちが足りなかった。
マーゴも愛情はあるが、その愛は一貫して溢れているわけではなく、ときに冷めたような表情を見せたり怒りをぶつけてしまったりと人間味を感じた。
そしてリンカーン。メイジーに対するリンカーンの温かな愛情には胸がいっぱいになった。こんな素敵な人が、父だったら、結婚できたらと思ってしまうほどだった。惚れた。
桑田

桑田