とげまる

アンチヴァイラルのとげまるのレビュー・感想・評価

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)
3.7
変態による変態のための変態映画🦠💉

セレブは自分が罹患した病気のウイルスを売って、ファンはそれを買って体内に取り入れて同じように発症したり、セレブの細胞から肉を培養してファンがそれを食べたり…。倫理観が歪んだディストピアチックだけど近未来で有り得なくなさそうなリアルさを孕んだ設定で気持ち悪さの塊な内容😨🤢🤮
好きな人の『好き』を知りたい!体験したい!共有したい!って気持ちは分かるけど、それ以上のリスクを背負うことまで手を伸ばすのはもはやストーカーを超えるナニかだよ…:( ;´꒳`;):

主人公シドはずっと調子悪そうな外見でこっちも観ててしんどくなってくる💦
そして、白と黒を基調とした映像が続いたり、BGMも不協和音で内臓に響くようなものだから、不安感が煽られて雰囲気に飲み込まれる…。

そして何よりひたすらに難解!覚悟はしてたけどさ🤣
もう少しシドが何を考えて行動してたのかとか分かり安ければなぁ…とは思ったかな。

世界観のアイデアはとても大好きだけど、それだけで突き進んだ感は否めないからもう少しコンパクトに纏められてればありがたかったかも。

ラストは新たなキモキモディストピアの幕開けで背筋が凍った笑笑
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