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アンチヴァイラルのgのネタバレレビュー・内容・結末

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

笑えないキモさ…笑
好きな人は好きそうだし、設定の発想とかは天才的だし他に類を見ない、サスペンスというか謎解き的な話の展開も面白かったし映像も良かったけど、それ以前に生理的にきびしい作品ではあった。

セレブの病原菌や細胞を売る。
裏社会というか、コソコソやってる商売なのかと思ったら、社会全体が賛否あれど認めてるくらいの感じなのね。
ここまではいかなそうだけどなんか、有り得ないとは言えない世界で怖い。

セレブから買い取った病原菌を売る会社の技師が主人公で
菌を体内に打ち込んで持ち出し培養してこっそり売っている。
最も重要な顧客であるハンナが死のウイルスに狙われ、その病原菌を一番に手に入れたことによって事件に巻き込まれて、っていう。ヤバめな発想。

大きなビジネスとその裏で出しぬき合う、マフィア映画のようなちょっとワクッとする感じのドス黒さと
主人公のハンナへの歪んだ愛情

いざハンナを目の前にしたら、寝ている相手に触れることもできないのに。
でも彼女のなにかを取り込んで一体化したいっていう。
共感は全くできないけど、こういう独特な性癖とか独自の発想なネタこそ、天才っていうんだと思うなぁ。
オチはそっちかーいって感じだったけどやめようやめようと思いつつもう最後まで見ちゃったらなんか、それが正解な気がしてきた。

けっこう、その場その場で今なにが起こってるの?って感じだったけど遅れてわかるパターンが多かった。セリフ少なめだったけどなんとか置いてかれることはなかった。

酒飲んで卵豆腐食べながらみたらずっと気持ち悪かった。
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