HIROTO

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命のHIROTOのレビュー・感想・評価

4.1
全体を見ての感想は結構情報量と視点が多くて、多方面から展開されてるなって印象。それでいてうるさくないし、むしろしんみりしてる。

自分との子供の養育費?のためにバイクのスタントマンを辞め、強盗で金を稼ぐ主人公。その犯人と対峙して若手ながらヒーローになるが、内部の悪に憤りを感じる正義感の強い警察官。

時は流れて、彼らの息子も学校内で知り合い、薬物絡みで仲良くなる形で対面を果たす。しかし、薬物所持で逮捕されてから関係は一変、自分の父親(主人公)は警官に殺されたこと、その警官の子供と自分が仲良くなっていたこと。真実を知って、揉み合う二人。

自分の父親がどんな存在だったかを知ってAJとの関係がどんどん崩れていく流れがはじめはドロドロしていたのに、風船が弾けたように一気に壊れる流れがよくできてた。

サブタイトルの宿命という言葉がものすごく合う作品だった。
HIROTO

HIROTO