私には映画の終わり方で嫌いなものが2つある。1つは視聴者に結末の捉え方を委ねるもの。そしてもう1つが解説本なんかを見ないと映画の全体が理解できないもの。
この爻ノ篇は後者。天の時も思ったけどTV版でやめておくべきだった。
ガイアの意思とか、先人類とかもう風呂敷広げ過ぎて完全に堤監督のひとりよがりの映画。スケールは大きいのに、そのくせ映画のほとんどは給水塔みたいな建物の屋上で進行するため代わり映えもしない。
潤に銃口を向ける瀬文の前に飛び出した青池と瀬文の緊迫のシーンでの、あの青池のキャラクターとやり取り、もうドン引きです。映画の演出でドン引きする日がくるとは。
TV版からリアルタイムで見てただけに、こんなつまらないものになってしまいほんと残念でしかたない。
