定年退職後、末期の胃癌であることが発覚した監督の実の父親に密着したドキュメンタリー。
闘病生活から最後、息を引き取られるまでを温かく丁寧に、かつユーモアを交えて撮られていました。
砂田監督の『夢と狂気の王国』を拝見した時に、引退宣言をした宮崎駿監督と活動休止になるスタジオジブリの会社内をとても優しい視点と、独特のユーモアで撮られる監督だなぁと感じました。
今回の映像を見て、砂田さんのお父さんは徐々に体が癌に蝕まれていきながらもお見舞いに来た孫や家族にジョークを言ったりと、ユーモアが絶えない魅力的な方でした。
砂田監督のユーモアセンスなどの感性はこのお父さんからの影響が大きいのだろうなと思いました。
自分の祖父も去年、癌で突然亡くなったので色々重ねながら観てしまいました。