なつき

海がきこえるのなつきのレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
3.9
全然ジブリっぽさはない。あっさりと物語が進んでいくなんてことはない若者の青春物語。それが昔の画風と相まって、心地良さを感じさせてくれる。今の作品は親切心からの説明が多すぎるのかもしれない。リカコに頬を打たれ、松野に頬を殴られるシーン。ガランとした商店街を歩いたあと、高知城を見上げるシーン。最後にリカコと再開するシーン。
杜崎の優しく朗らかな高知弁は、いつまでも聞いていられた。青春。鑑賞後の爽やかな気分がとても気持ちいい。
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