ToooyMatsuooo

海がきこえるのToooyMatsuoooのレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
4.2
ずっと観たいと思っていた映画。
テレビでも放映されず、サブスクに来ることはないだろうと思っていただけに映画館で観ることができて良かった。

里伽子はとてもわがままで強気で謝ることなんてほとんどなく変わった子。途中まで嫌な子だなと思っていたが、両親が離婚し高知に連れてこられたということもあってかそういった性格になるのも多少は納得できた。でもところどころで涙ぐむ場面があり本当は繊細な子なんだろうなと。

杜崎は大人っぽくてクールな性格。そしてとても優しい人。東京にもついて行ってるし、里伽子を抱きしめてあげている。(好きっていう気持ちもあるだろうけど)

とにかく絵や音楽、雰囲気がエモかった。エモい系のアニメ映画の最高峰と思えるような作品だった。青春を感じた映画だった。

ド派手なシーンがあるわけでもキスシーンがあるわけでもないが、心を震わせる力がこの映画にはあった。この年齢になってから観たことが良かったのか色々と感じる部分が多かった。

ジブリ映画の中でもトップクラスに好きな作品となった。夏になると毎年観たくなるとおもう。
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