93年に起きた南西沖地震から物語は始まる。私は当時はまだ子供だったし、札幌に居たからあまり記憶にない。
我らが二階堂ふみ様演じる 花と、浅野さん演じる淳吾が禁断の親子を演じる。
2人が絡み合うシーンは素晴らしかった。映像的にも男としても。
家族なのに、血のつながった関係なのに乱れてしまう光景に、この映画全編を通して感じる歪みが表れてました。
それにしても淳吾の家はゴミ屋敷なのに、花の部屋だけは綺麗になってるのが2人の心を表してるように思えましたね。
人を殺めてしまったのに花はどんどん綺麗に育ち、淳吾は腐って行く。そんな対照的な2人がラストに見せる歪んだ光景はゾクっとするものがありました。
賛否両論はあると思いますが、見て損は絶対にないですね。最近テレビに出まくってるふみ様が気に入った方はまず見るべきです。
