Tae

私の男のTaeのレビュー・感想・評価

私の男(2013年製作の映画)
3.5
スゴい衝撃的な映画です。
予告編が印象的やったので気になって見てきました。
内容は共感は全く出来ないけど、その二人の禁断の関係と繋がりは、かなり生々しくもあり、誰も入る事の出来ない強いものがあります。
相手を思うその繋がりの強さは親子ならではのものかと思いきや、でも結局はお互いを男と女としてみている、と言ったとても複雑な感情が絡んでいます。
血の繋がりという深い関係があり、家族が欲しかったとも思っているのに、何故そういう関係になってしまったのか?は映画の表現だけでは読み解くのはちょっと難しかったかな。
個人的には後半の二人の関係をもっと丁寧に描いて欲しかったです。
それでもキャストは抜群で淳悟役の浅野忠信のダメ男っぷりもハマっていたし、何と言っても花役の二階堂ふみの存在感はスゴい!
中学生頃から大人になるまでを演じてるけど、淳吾がこの子にハマってしまう理由はなんとなくわかるようなそんな気さえしてくる。
ラストのシーンを見る限り、この二人の生々しい禁断の関係は切ることが出来ないのかと思わせられます。
深い二人の気持ちの変化などは、原作を読んで掘り下げてみたいなぁと思います。
Tae

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