双子がどうとかの説明がさっぱり頭には入ってこなかったが、ランス・ヘンリクセン無駄遣い映画シリーズの中でもまだ彼は仕事してたほうなので全然悪い映画とは思いませんでした。おもちゃの銃でみんなが真剣な顔してエイリアンと戦ってるシーンは結構笑えます。
今回登場したエイリアンは本家のゼノモーフなんかとは程遠いほど平和主義。本体の種族は宇宙船で怠けすぎた結果、体がド貧弱になり代わりに自らの意識を転送させた大型生物を操る。平和主義なエイリアンといったものの操っているエイリアンは人間をあっさり殺せるほどの怪力と脅威的なスピードを誇る。円盤のジャケットに出ている凶悪そうなエイリアンのビジュアルが良過ぎるので別作品作って登場させてくれ。
終盤に近付くにつれ研究対象となっていた人たちを逃がしたりする主人公だが、何も言わずにヘリに乗り込みトンズラ。島には誘拐された人が何人もいるのに見殺しにする最悪なエンディングを迎える。それ以外にも主人公がイヤホンで音楽を聴くと戦闘能力が上がるという中学生みたいな格闘術、しょぼい恋愛ドラマの愛憎劇のようなものが展開したりしてなかなか楽しめる一本。
