正反対の2人の男が頂点に向かって、お互いを憎み、尊敬し、高めあっていく。よくあるライバルものなのになぜこんなに素直に胸を熱くさせるのか！予告で何度も見たはずなのにラウダが帰ってくるシーンでは思わず泣いてしまった。これが実話に基づくもの、という要因も大きいかもしれないが、潔癖なラウダとプレイボーイなハントをダニエル・ブリュール、クリス・ヘムズワースが見事に演じ切っているのが良い。特にハントはプレイボーイで軽薄だけど繊細さも見える。
唸るエンジンや擦れるタイヤなどレースの音をしっかり聞かせたうえで、それらの邪魔をせず、物語に響いてくるハンス・ジマーの音楽が最高！！
F1に詳しくない私でも十分楽しめて、見やすかったです。
