我々が知る恐ろしい魔女の本当の姿を記した、真実の愛の物語。
◆◆◆◆!!最初に!!◆◆◆◆
いつものディズニー映画だよ!実に丁寧にキャラクターの心情を取り上げて写してくれるから視聴者も安心して観れる!
ディズニーランドの悪役たちのイベントみたいな「THE 悪の華」なマレフィセントを期待しちゃダメ!
マレフィセントの悲しみと苦悩、後悔そして救いが見どころ!
アンジーの悲哀の表情が素晴らしい!!
◆◆◆◆!!終わり!!◆◆◆◆
以下感想&ネタバレ!
泉の女神に綺麗なマレフィセントが渡されてしまった心境。いやすごーく良かったんですよ、ホント。
愛を裏切られた悲しみ故に犯してしまった彼女<マレフィセント>の過ち。そんな悲しみに陰る心に光を灯したのが裏切りの王の娘であったことが何よりも素晴らしい。
王が彼女の羽を奪った事、それは愛を無くし、信じる事が出来なくなった瞬間なんです。
その失われた愛を王の娘であるオーロラが彼女にもたらしてくれたこと所がね、物凄く良い。
失われた2人の想いを救ってくれた気がして、とても感動させてもらいました。
オーロラと過ごす日々で徐々に癒されていく彼女の心。マレフィセントは悲しみと憎しみの決別をすべく、そして大切なオーロラの為に自分がかけた呪いを解こうとするんですが、それも叶わなかった。
呪いをかけた張本人でさえ呪いを解放する事が出来なかったってのは、癒される事の無い深い悲しみがそこにあったからかもしれませんね。(そういう呪い設定にした訳ですけど
そしてこの後、呪いの事実を知ったオーロラに拒絶された彼女の胸を抉られるような悲痛の表情をするんですけど、すぐに次の行動に出るんです。自分を憐れむよりもオーロラをなんとかしたいっていう気持ちが強いからこそなんでしょう。
もうここまで来るとね、マレフィセントの内なる気持ちってのが痛いほど伝わってきます。
そして王子のキスでも目覚める事なく眠り続けるオーロラの前で自らの過ちを悔い、守り続けると誓うシーン。もうここは涙無しには観れない…
ここまで描写してくれているとマレフィセントのキスがオーロラを目覚めさせたのも納得せざるおえない。
「真実の愛」感出てる!!
さすがのディズニー丁寧なキャラ描写してるれるなぁ!
終盤は物語を締めるためのオマケみたいな感じでしたが、個人的には王に改心する瞬間があると嬉しかった。まぁ収集つける為に死ぬべきですけど。
あと、王が本当に怖れていたのって自らの罪そのものなんじゃないかなー、己の野心のために愛した人を裏切ってしまったその罪を。とか思うと死んだ王を見下ろすマレフィセントは悲しく見えるよなぁ。
全体通して見ても素晴らしい出来でこれほど安心して観れたのは久々でした。キャラの心情や行動は辻褄をちゃんと合わせて見せてもらわないと感情移入出来ないですからね、ありがとうございまた!