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殺意の夏のぱのレビュー・感想・評価

殺意の夏(1983年製作の映画)
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交代制のナレーションに意味があるのかいまいちわからなかった。出来事に対して各々が一面的な見方しかできていないことを示すためにやってるとしても、群像劇でもないし章立ってるわけでもなく、重要人物なのに語りが割り振られてなかったりする。

『ポゼッション』ほどじゃないにしろイザベル・アジャーニのエキセントリック演技は苦手だったが、相当な後出しのオチがすべてを無に帰す、徒労に終わるのを思えば面白いのかもしれない。結婚するとはいえ、人の家の小屋から全裸の女性が出てきて堂々と庭でくつろぐ場面は白昼の田舎ということもあって、悪魔のいけにえ的な狂気を薄ら感じる。
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