けい

しわのけいのレビュー・感想・評価

しわ(2011年製作の映画)
3.8
老人介護施設で働いているので考えさせられる作品でした、死が間近に迫ってくる年齢になり 死を正面から考えると巨大な恐怖に襲われるので 認知症と言うのは その為の麻酔だと思っています、とは言え 家族の方にとってはかなり辛い事であり ある程度客観視出来る介護職に委ねるのも仕方ない、出来る事なら自宅で家族に看取られる最期がいいに決まっていますが 、施設へ預け 様態が悪くなり病院へ、回復されまた施設への繰返しの中で亡くなる方がほとんど、認知症のひどい利用者が突然「お父さん」と一言だけ発したりドキッっとして泣きたくなる事もしばしばです、この映画は(風が吹くとき)並に落ち込みますが是非観て考えて欲しい。
けい

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