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トレマーズ2のGODZILLASAURUSのレビュー・感想・評価

トレマーズ2(1996年製作の映画)
3.5
「変態したグラボイズはいいけど」

序盤から中盤まではかなり退屈でがっかり。
特に、一作目であれほどすぐに人間の作戦を学習し対抗してきた賢いグラボイズがアホになってる!!
1作目なみの学習・洞察力があれば、ラジコンに爆薬をつけた作戦はすぐ気付くはず。今回の方が頭数も多いのに、どの個体も同じ手法でやられ続ける。
グラボイズ好きとしては納得がいかない。

ただし、グラボイズの腹を破って変態した小さなグラボイズ(シュリーカー)はお気に入り。
まず、造形が素敵。グラボイズの頭にちょこんと鳥足がついたカッコ可愛い姿がナイスデザイン。声も可愛い。頭の赤外線センサーの独特な生々しいデザインと動きは今観ても素晴らしいと思う。
ちゃんとリアルサイズのマペットを作り(これがかなり良い出来)、アニマトロニクスも駆使して動くシュリーカーは本当に生きているよう。
CGも一見陳腐な出来だけど、最近のB級サメ映画と大して変わらない。ということは、90年台中盤当時としてはかなり頑張ったものなはず。でも今観ると残念ではあるけど。

グラボイズが先カンブリア紀にはすでに生息していた可能性があり、成長するとグラボイズ1体あたり3頭のシュリーカーが産出されること。
シュリーカーは熱感知でモノを認識し、熱で個体間のコミュニケーションをとり、舌で食べ物かどうかを把握し、少量の食料で満たされ、その後に単為生殖すること。
この2つの新しいグラボイズの生態がわかって満足!

前作から引き続き出演するキャラがいてファンとしては嬉しいが、最後まで女科学者がイライラする。
一応、研究者でしょ?論理的思考持っていろよと突っ込みたくなること多々。
本人の演技もひどいし、吹き替え声優もこの人だけ下手で浮いてる。

シュリーカーはいいけど、グラボイズをアホにしたことと女科学者がマイナスで怒りの星3.5w
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