トノモトショウ

ガーゴイルのトノモトショウのレビュー・感想・評価

ガーゴイル(2001年製作の映画)
3.0
まずは「究極の口唇愛的な欲望」というアイデアの勝利だ。そしてそれを単にホラーやサスペンスとして描くのではなく、静かな官能として構築してしまうのがドゥニの才能だと思う。色んな意味で「痛み」を感じさせるという点では成功だが、テーマを巧妙に隠してしまったのは失敗だ。ベアトリス・ダルの狂気的な演技に注目。