あ

人魚伝説のあのネタバレレビュー・内容・結末

人魚伝説(1984年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

実際に潜って漁をするのは女で、それを助けるのは男で、だから水を知らない男が多いイメージだった。
そりゃ崖のでこぼこにも一切引っかからずそのまま綺麗に海に放り込んだって死なないよ!水のあるところでの無敵感がすごいいい。血の雨をあびても海や豪雨が洗い流してくれる、それでまた綺麗になって妖しくなって血の雨浴びるサイクルが物語が進むにつれて水を味方にしてる感じで好きだった。嵐の中1人だけしっかり立ててるのもね。自然対人間の構図と重なるようになってたところもあると思う。

海女の強い復讐の念が、一体誰に復讐すればいいのかわからなくて、実行犯からその元凶まで殺してもおさまらない。何が終わりなのかわからない感じ、本当にそうなのかもしれないし怨念だけで動く妖怪みたいな変化をしてるのかもしれないとも思った。

ラストシーンで既に死んだ人の姿を見るのに弱いのですごい泣けた。
明るいし、笑ってるし。
散々流れた曲が流れた後に静かに水の音だけが流れるの、めちゃくちゃ怖いね。

雨が地蔵の涙になるところとか、ラストシーンの明るさとか展開とか、学校の怪談4を思い出した。
あ