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色情妻 肉の誘惑のyoursuitcaseのレビュー・感想・評価

色情妻 肉の誘惑(1976年製作の映画)
4.0
木漏れ日がさす表参道。タイトルバックでは今や都内に数店舗しか残っていない喫茶シュベールが。美容院から出てきた主人公(松永てるほ)は、神宮前交差点のグリーンファンタジアビル前でタロットカードを売る若い男(影山英俊)に誘われて、近所の雑居ビル内のジプシー占いへ。
この雑居ビルは駐車場入口の形状から推察するに道路反対側の「マンション31」でしょうか(終盤のビルから逃げ出す場面で背後に原宿コロンバン本店が確認できる)。
ビル入口前には「ファック」を連呼するオウム。実際に教え込んだのならオウムが気の毒すぎる…
怪しげな占い師(坂本長利)が登場するが、婆さんかと思ったら髭剃り跡が。「男としなきゃ死ぬよ」と言われて自宅に帰るが、仕事が忙しい夫は役立たず。
自宅に忍び込んできた影山英俊にやられて写真を撮られて脅されるのだが、金銭を要求するわけでもなく、「私をどうしようと仰るの?」という質問に「別に…」と答える犯人。
友人(渡辺とく子)に相談するもののアル中で役立たず。また影山英俊にやられてしまい、「ひろこ、よがってる時じゃないわよ」と言われる始末。
男5人もいて逃げる女を追いかけもしないし、何がやりたいのか全くわからない。丹古母鬼馬二は捕まってもニヤニヤしてるし。
とにかく爆笑シーンの連続だが、屋上から飛び降りたノーパン女が何のために死んだのかが最大の疑問…
月見里太一(鏑木創)の音楽もサイケでグーよ。
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