新海誠作品視聴2作目。
「君の名は」もそうだったけど雨の描写がとっても綺麗で素晴らしい。
ストーリー自体はシンプルなのに、46分間とは思えない濃密な映画でした。
秋月にとっての「靴」は自分の良き思い出の象徴？
靴作りの原点は母親へのプレゼント。母親のリアクションは描かれていなかったけど、喜んでいたから作ってみたいと思ったんだと感じました。(女性物を特にこだわってるみたいでしたし！)
雪野にとっての「靴」は社会を渡り歩いていくため、自分を守るためのもの(=嘘や問題から目をそらすこと)？
雪野は、「社会から逃げ出した自分を何も聞かずに優しく接してくれる」「自分の夢にまっすぐ向かっている」秋月に徐々に惹かれ、復帰する勇気(=嘘をつかず正面から向き合う勇気)をもらっていたのでしょう。
「靴がなくても歩けるように練習しているんだ」と言っていた雪野が、ラストで靴を履かずに秋月を追いかける場面は印象的でした。
エンドロールで、秋月が雪野のための靴を準備して届けようとしていましたね。「靴(=嘘)がなくても歩けるように」なった雪野にとっても靴が良き思い出の象徴になるといいですね！
