ポワロ

永遠の0のポワロのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
2.5
日本人として見といたほうがいいだろうなって作品。でも宮部の行動も勝手すぎるところがあってあんまり好きになれなかった。戦闘空域の隅で様子をうかがってばかりいるやつをよく思うのがいないのは当然で、ともに出撃する人からすれば戦闘に参加する機が3機も減るというのはとても許容できないと思う。何も宮部だけが生きて帰りたいと思っていたわけではないだろうし、なんだか納得できない部分も多かった。

後世に戦争のことを伝えて行くということでは、とても意味のある作品だと思う。自分も祖父から戦争中の話を聞いたことがあるが、学生だった祖父が飛行場で手伝いをしていたときに、兵隊さんからもらったタバコを町で売っておこづかいにしていたなどの笑い話ばかりで辛い話は全くしようとしなかった。この祖父のようなあえて戦争の話をしてこなかった方が、戦争で体験した事を次の世代に語り継ごうと思うきっかけになれば、と思った。
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