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バービーのkのネタバレレビュー・内容・結末

バービー(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

幾重にもグロテスクなストーリーだった……
完全フィクションであってくれ…と思ってたのに実話ベースと聞いて泡吹いてしまった

この映画の取り扱った社会問題を対岸の火事と見るか、身近に起こりうる問題と捉えるかで鑑賞後の胸糞悪さレベルが変わってくる気がするな
私は身近に起こりうる問題というか、現実に起きてる問題だと思って見ていたので心をかなり消耗した

ことの発端は倫理観が欠如しまくった叔父の存在(選択)だね
序盤でクズっぷりを見せつけられて、あーこれ救いのないやつだと悟ってしまったけど、最後の方はちょっと人間味あるとこありましたね…アンタ人の子だったんだ…
いや、お金欲しさに最初からあの契約取り付けられた時点で人でなしか…

他の方のレビューでなぜ姉をアメリカに行かせようとしてたのかの理由で民宿の変態に度々襲われかけている劣悪な環境にこれ以上置いておけないと思ってたからではというのを見かけて、そういう見方もあるかと目からウロコでした。
そうだとしたら愛があるんだか無いんだが…どちらにせよ認知歪みまくってますね…

どの国でも言えることだけど、貧困で良いことは全く無いので全世界共通で貧困を本気で無くさないと不幸になる人が増える一方だと思う。
これ以上苦しい社会にならないように、その国に生きる人々全員で考えて良い方向に変えていく行動が必要だなと改めて考えるきっかけになった。(無理矢理にでもポジティブに考えないとやっていけん)

人権問題(人身売買)、人種差別、児童虐待、命の選別、認知の歪み、貧困、毒親族、障害を持った方が十分な環境で子育てができるのか、など約100分の中に多くの問題を取り上げているため、どんなに元気があってもかなり落ち込むので、絶対に軽い気持ちで見ることはおすすめしません。
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