ららみー

ウォッチメンのららみーのレビュー・感想・評価

ウォッチメン(2009年製作の映画)
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アメコミヒーローもの魅力っていうのが自身の「正義に向き合う姿」を描くところにあるのだとすれば、これはなによりもヒーロー映画だ。

主人公の1人であるロールシャッハの決め台詞はかっこいいのだけれどそこを強調してキャーキャー言うタイプの映画ではない。
ダークヒーローを描いたダークナイトあたりとはまた違ったブラックなヒーローのカタチ。狂っているのは誰なのか、誰の正義を肯定すべきなのか。
笑わせたいのかよくわからないシーンもあるし、悲劇として描くこともできたんだろうけど、結果として監督の思惑通りであろう悪い冗談そのものになっている。

原作が描かれたのが冷戦最中ということなので、当時の反響がどんなものだったのか知りたい。
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