①ダルマ女
”取材班の下に訪れた、海外旅行中に突然姿を消した恋人を探す男性。取材班はその女性と思しき姿をとらえた動画をwebサイトで発見するが・・・”

はい、今あなたがこのタイトルで予想したそのまんまのお話です。こんな古い都市伝説を題材にするのに何の捻りもありません。ネットの動画の体ですから画像も粗いし見るべき点は皆無。女性がカメラに向けた表情に今の自分の状況に対する恨み、悔恨、諦念と云った思いがちらっとでも垣間見えたらまだ見所になったかもしれませんが。

②浮気サプライズ
”親友と妻が自分に隠れ浮気しており、今から２人を殺し自分も死ぬと云った物騒な独白をする映像クリエーター。いざ、親友の自宅に訪れ凶行に至るが・・・”

一応捻りはあるものの、特段驚きは感じず。包丁で親友の腹を刺すも血糊ゼロですから。後半のインタビュー映像も垂れ流し状態で蛇足にもならずが残念ながらイタイです。

③鬼の言い伝え
”代々家宝として伝わる鬼のミイラの由来を語る老女。驚くことにミイラは生きていると云うのだが・・・”

えー・・・と、ミイラの由来や鬼に関しての言い伝え映像ですね。ミイラが動いてくれればねっｗ

④峠道の怪
”事故が多発する峠道で仮眠した際に車載のドライブレコーダーがとらえた映像。そこには奇妙なモノが映り込んでいた・・・”

これまた、えーと・・・この手のアニメチックなＣＧで何を怖がらせようとしてるのか理解できないんですがｗ

⑤護身用グッズ
”裏サイトで販売されている護身用グッズにはなぜか商品画像や詳細説明が無い。取材班はＨＰの運営者に連絡を取り取材するのだが・・・”

肝心の護身用グッズを使用した映像が余りにも芝居じみていて（って、全話そうなんですがｗ）陰惨さや凶暴さと云った印象が皆無。モザイク＆音声変換すると声がキーキーと高音になるため、更に迫力に欠けるのです。って、運営者のインタビュー、何の枕にもなって無いのがこれまた更にイタイのです。

⑥ネクロフィリア
”ＳＥＸの行為中に何の反応も示さない女性通称’マグロ’愛好者のイベントを風俗嬢に紹介された取材班のスタッフが潜入取材を試みるが・・・”

マグロがカツオか知りませんがｗイベントの名前が「魚市場」ってところだけが見所でしょうかｗ死体の肌の色つやが良く、おっぱいの弾力もお見事で生気溢れるお姿は勿論ギャグなんですよね。浴場での開脚パーティーや潜入したスタッフが自分の素姓を明かして潜入したり、失踪した後送付した退職願のシークエンスなんかも重ねてのギャグですよね。どうせまたそ知らぬ顔で復帰するんでしょ(*^m^*)

⑦脱法ハーブ店
”合法と宣伝しつつ違法ドラッグを販売する店へ隠しカメラを仕込んでの潜入映像。運悪くカメラを見つけられ万事休すの時・・・”

カメラを見つけてもすぐに取り上げないのは何のお慈悲なんでしょう？ｗ　酩酊する客の動きはゾンビかと勘違いしましたが、よろけてちょうど良い角度でテーブルの角に命中して目ん玉ポロリとか、絶体絶命の危機に絶妙なタイミングでの錯乱とか、まぁ物事は上手く運ぶもんなんですね。てか、普通客を追いかけるより怪しい人物を確保しませんか？

⑧ありえないアクシデント
”結婚披露宴で上映されるはずだった映像。女性がバンジージャンプに挑むが、飛び降りた後に悲惨な結末が・・・”

一体何台カメラを持参してるんだかｗゴムの反動であんなに勢いよく空中へ放り出されるんでしょうかね。一応オカルトオチってところは確かに本編の中では意外でしたが、どのポイントに恐怖を味わえと云うのか・・・(￢д￢。)

オープニング早々から「暗黒映像」取材班なる、まるで”特命リサーチ200X”ばりのスタッフ紹介及び小芝居が鼻についたのは私だけでしょうか(*^m^*)
当然殆どの話に取材班が絡むのですが取材班のスタッフの演技に始まり、全話に登場する素人さん達の大根役者っぷりと、役者魂が米粒ほども見えてこない絶妙な棒読み、抑揚のつけすぎ等の台詞回しに茫然とさせられます。更に映像の加工臭が半端無く確実に嗅覚を破壊させられます。最も驚いたのは”投稿映像”や偶然ネットで拾ったはずの映像なので、ドキュメントの体で終始一貫続けるのかと思いきや、エンドロールで取材班スタッフの役者名を正々堂々晒す厚顔無恥ぶりに、しばらく開いた口が塞がりませんでした(*^m^*)
本作、ギャグ動画として観賞するともしかすると愉しめるかもしれません（保証は一切いたしませんｗ）

好きな役者さんたちはまともに演技してたので安心したけど、謎な作品でした。
フリだけで怖くなるの？ってとこで終わるし、全部観てません。

おもろいけど、最後よ、、