お似ちゃん

ムード・インディゴ うたかたの日々のお似ちゃんのレビュー・感想・評価

4.7
久しぶりにめっちゃすきーーーって思える映画に出会った。ヴィアンの原作の小説を読んで心を掴まれてしまって、でも映画にしたらどうなるんやろーって思ってたけど、映画も素晴らしすぎた。でも小説を読んでないと分かんなかったかも。
ひとつ思ったのは、小説だと色んなモチーフを象徴的に捉えてしまう(睡蓮は何のメタファーか、とか…)けど、映画はもう視覚に全振りして初めから世界観を創り上げているから、読んで字の如くというか、初めからこういう世界観なんだな!って入り込むことができたということ。最初の訳分からん世界観とか、恋が成就したときのふわふわした高揚感とか、全部黙って受け入れるからこそ、後半の暗ーい展開や労働の苦味が効いてくる。
オドレイトトゥかわいすぎ。
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