アベ二ティKazumaAbe

貞子3D2のアベ二ティKazumaAbeのレビュー・感想・評価

貞子3D2(2013年製作の映画)
2.0
出演者、瀧本美織はじめそこそこ演技が出来る人が揃っていて、その点が救い。最後全部持ってっちゃう役の菊地麻依(『貞子VS伽倻子』の珠緒役の子)も結構なインパクトを残す。

3D演出やホッパー貞子がちょっとやりスギィだった前作、その尖りっぷりは観ていてまぁ楽しかったけど今回はちょっとおとなしくて残念。よくよく注意して観れば『ポルターガイスト』『シャイニング』『仄暗い水の底から』等洋邦ホラーへのオマージュが感じられる画もあるが、上手く料理しきれていない感じ(あと物語の大筋は『ザ・フライ2』に近いかも)。へんな施設や銃殺シーン等もどこかPVっぽくて好みじゃない。

1でそこそこ綺麗に纏まってた話をそんな雑に掘り返しやがって…とやや呆れてしまったが、これはスマ4Dの導入を試す企画としての作品だったのだろうか。本気で怖がれる邦ホラーはもう出尽くしてしまったか。