やっぱりカルカン

スティーブ・ジョブズのやっぱりカルカンのレビュー・感想・評価

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)
3.3
2021年9月17日 初見

これは2013年の映画(原題: Jobs)。
2015年の映画(原題: Steve Jobs)とは別の映画なのでややこしい…

スティーブ・ジョブズが好きなのでテレビ放送されたら絶対見ようと思ってた作品だったけど、この映画は好きになれなかった。よかった点は主演のアシュトン・カッチャーがジョブズに似ていたこと。

映画の最後に主要メンバーの本人と演者の比較画像が出てきて驚いたのだが、ウォズ以外皆さん似ている方ばかりで「これだけ似てたらこの演出を入れたかった気持ちもちょっと分かるな」と思った。
ウォズは結構個性的な顔立ちなので、似ている俳優さんは多分居ないだろうね。

パワハラ伝説、パソコンを窓から投げ捨てた話、お子さんの事など強烈なエピソードは無し。恋愛要素も無し。あっさりした薄味の映画で、最後は「えっ、まさかここで終わり?こんな感じで急に終わるの???」という感じだった。
後から考えてみるとちょっとテンポも悪かったような気がするし、時間経過の見せ方も残念だった(もっといい見せ方があったはずだ)と思う。

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2023年7月1日 追記

あれ?おかしいな…
私は何のレビューを書いていたんだろう?書く作品を間違えたのかな?
お子さんの事も恋愛要素も無かった?いつの録画を見たのか分からないけど、その時のテレビ放送でカットされてた??

改めて、今度こそ
ジョシュア・マイケル・スターン監督、アシュトン・カッチャー主演、2013年公開の映画「スティーブ・ジョブズ」(原題:Jobs)をレビュー。

2017年1/2(月)TOKYOMXで放送されたものの録画を視聴。映画自体は122分の作品で放送枠が140分、エンドロールがノーカットだったので本編もノーカットだと思われる。

「スティーブ・ジョブズって誰?」「Apple??iPhoneしか知らない!」みたいな人はそもそもこの映画を見ないと思うけど、アップル社とアップル製品、スティーブ・ジョブズの基礎知識は最低限あった方が、より楽しめるはず。(ちなみにこの映画に出てくる最新デバイスはiPod)
登場人物が多いし、十数年の時間経過によって見た目も変わるので知識がないと誰が誰か分からなくなる。

2021年9月に観たのがこの映画と同じものであれば、さすがに途中で思い出すはずだが、どういう訳かピンときたシーンが全くなく最後まで初見の気分のまま見終わった。
これは1回目のレビューと同じ感想になるが、所々冗長で、テンポが悪いと感じる所もあった。
スティーブ・ジョブズの半生を事実に基づいて描いたというよりは、良い所だけを切り取ってうまく繋いで映画化したように感じた。
死ぬまでの話ではなく、復帰までというのも個人的にはキリが悪いと思う。最後の方はずっと知らんおっさん達ともめていた。監督がどんな「スティーブ・ジョブズ」像を見せたいのかがよく分からなかった。残念ながらこの映画は私が見たかった「スティーブ・ジョブズ」とは違った。

スティーブ・ジョブズに興味がある人はみんな知ってる事なのでネタバレにはならないと思うが、知りたくない人はここから先を読まずに引き返してほしい。

前のレビューに「お子さんの事も恋愛要素も無し」と書いたが、今回見た録画では娘(と息子)についてしっかり描かれていた。
付き合っていた彼女を妊娠させて「俺は父親じゃない」と言い放ち「違う奴の子供に違いない、これは君の問題で俺には全く関係のないことだ」などと傍若無人ぶりを遺憾なく発揮する。
長女リサの事がちゃんと映像化されていたので評価を3.2から3.3に変更した。
だが、前の彼女とは異なる妻ローレンと腹違いの長男リードは突然パッと出てきただけで、散々拒絶していた娘リサともいつの間にか同居していて驚かされた。簡単でいいから、もうちょっと経緯の説明が欲しかった。

(恐らく)2回観たので、次テレビで放送されていてももう見ないと思う。