たむたむ

スティーブ・ジョブズのたむたむのレビュー・感想・評価

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)
3.4
独創的な発想で数々の商品を生み出し、人々の生活に革命をもたらしたカリスマ、スティーブ・ジョブズの半生と苦悩を描いたドラマ。

現在UXについて勉強していることもあって、この分野において代表的な人物ともいえる彼の人生に単純に興味があり、見放題終了間近の滑り込みで観てみました。

ジョブズに扮したアシュトン・カッチャーは正直あまり似てないと思いましたが、青年期は結構似ていたかも。他出演者陣もかなり御本人と似ており、キャスティングに努力が伺えたかな。

本編は、画期的な音楽デバイスであったiPod発表プレゼンシーンから始まります。そこから青年期に遡りストーリーが展開していくのですが、内容はwikiに記録されているエピソードをギュッと要約した構成になっており、伝記映画としては人物像の深掘りがないので、彼を深く知らない鑑賞者からして見れば、とても不親切で退屈なのではないかと感じました。

ただ出来は別として、個人的には彼の起業家精神や信念を押し通す強い意志、数々の金言に、感銘を受ける事の出来た作品ではあります。

組織に属するなら出る杭は打たれ、
本気で世界を変えたいと願えば狂人扱いされる

組織に縛られず、自分の思い描く理想を極限まで追求する姿勢は、決して好人物とは言い難く、むしろ敵の方が多かったのではないかという印象。でも、彼の視線は常に”未来”を見据えているんですよね。

誰かのハートに触れる事が出来れば、可能性は無限

この言葉が深く心に刺さりました。
ジョブズ関連の作品は他にもあるようなので、そちらも参考に観てみようかと思ってます。
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